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2017年冬クール振り返り ~異質な存在との共存~

今回の振り返りでは以下の3作品に注目したいと思う。

亜人ちゃんは語りたい

けものフレンズ

小林さんちのメイドラゴン

これらの作品は、一般的に想定されるヒト的な存在とは違う存在たちが活躍する話である。そして、そういった異種の存在を登場させることで、自分と異なる存在とのコミュニケーションと受容の様相を描いている。詳しく見ていこう。

 

 

f:id:Brian_T_Spencer:20170413155610j:plainまずは『亜人ちゃんは語りたい』。「亜人」というハンディキャップに対して、「デミ」という肯定的な意味を付与している。そして、亜人的な先天性の特徴を超え、その人をその人らしくするような個性を見出そうとしている。最初は他人をその人が有する様々な属性で判断してしまうかもしれない。でも、その人を仲良くなるには、属性という色眼鏡を外して、その人自信の個性や考え方にしっかり向き合う必要がある。そんなことを教えてくれる作品だったように思う。

 

 

f:id:Brian_T_Spencer:20170413155636j:plainけものフレンズ』には、他者と生きていく上で大事なことがたくさん詰まっているような気がする。最初にサーバルがかばんに出会った時、自分が何の動物かすらも分からないかばんを、拒絶することなく助けてあげる。何の特技も見出せてなかったかばんに対して、「へーきへーき」と励ましてあげる。かばんとサーバルが園内をバスで移動していた時、困っているフレンズがいれば、みんなが笑顔になる方法を頑張って模索しそれを実現してあげる。他のフレンズを受容し共に暮らそうとする姿勢はこの2人だけではなく、パーク内全体でみられる。ジャパリパークでは、一人一人のフレンズが異なるけものだからこそ(たまに一つの動物種に対して2人以上のフレンズがいることもあるようだが)、惹かれあうし尊重しあってる。そして、誰かがピンチのときはみんなで力を合わせてそのフレンズを無償で助けてあげる。

 

 

f:id:Brian_T_Spencer:20170413155737j:plain小林さんちのメイドラゴン』は、本来は相容れるはずのない人間とドラゴンの共存がテーマである。ドラゴンとは、神々にも匹敵する絶大な力と知識をもち、自分たちにしか理解できない感覚や論理をもち、そして神話などで神や人間たちに敵対する存在である。トールのいた世界の事情をよく知らない小林さんも、ドラゴンと人間の間には歴史的な対立や差異がありすぎることはおぼろげながら認識しており、ドラゴンと人間が簡単に分かりあえるという幻想など持ってはいない(小林さん曰く「言葉が通じることと、分かりあうことは違うんだ」)。だが、それでもなお、小林さんはトールと共に暮らしていきたいという強い意志を持っている。トールの方も、劣等種である人間たちの社会に敢えて身を投じ小林さんに尽くすという選択を行った。さらに、(いずれ確実に想定される)小林さんの亡き後は、一緒にいた時間よりも遥かに長い時間の中、小林さんがそばにいない辛さに耐えていく覚悟を決めている。2人の抱えるバックグラウンドは全く異なるが、それでも2人が絆を深め、変わりない日常を送る姿に、感動を覚えた人は少なくないだろう。

 

 

アニメの話を実際の社会情勢に絡めて論じるのは少し大げさかもしれないが、個人的には世界的に以前より「分断」が進んでいる中で、人間という同じ種族同士でさえもコミュニケーションが成り立たないのではないかという懸念すら覚えてしまう。これらの作品の中に何かヒントがあるかもしれない・・・。

 

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