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AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-

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【概要】

時期:2017年冬アニメ(2017年1月~3月)

原作:なし(ゲーム『AKIBA'S TRIP』シリーズのアニメ化)

作者:ACQUIRE

制作:GONZO

 

【あらすじ】

懐深く全てを受け入れてくれる街、秋葉原。だが、その裏では秋葉原の平和を脅かそうと”バグリモノ”たちが暗躍していた。古き良きオタク青年である伝木凱タモツがバグリモノと戦う万世架まとめを助けようとしたところ、バグリモノに襲われ瀕死状態になってしまった。仕方なく、まとめはタモツに”セツリゴエ”の儀式を行い、タモツはまとめと同じ"上級バグリモノ"になってしまう。怪しい外人コスプレーヤー有紗・アホカイネンや妹の伝木凱にわかたちと共に、秋葉原を守る自警団として活動することになる。

 

【おすすめポイント 】

物語の舞台が秋葉原とあって、実際の秋葉原の風景が忠実に再現されているだけではなく、実際に秋葉原にある店舗から協力を取り付けることで、実名で色んな店舗が登場します。また、毎回違ったオタク分野がテーマになるので、多様なオタク文化の一端を垣間見ることが出来るのも楽しみの一つです。ストーリーについては、よく分からない設定、ご都合主義、勢いで突っ走る展開が多数存在するも、それすらも自虐ネタとして作品に取り込まれており、今期の作品の中で一番観ていて面白かったと言っても過言ではありません。気楽に楽しめる作品です。

 

【レビュー】
毎回、秋葉原の色んなスポットが多数登場するので、秋葉原の観光ガイドとしても優秀な作品です。

第1話でタモツが摂理越えを経てバグりモノになってしまい、人間ではなくなったと聞いて、意外にシリアスなのかと思いましたが、予想は大きく外れ、ハイテンションで残り12話を駆け抜けていった、という印象です。しかし、秋葉原の防衛を通じてタモツとマヨがくっつくという超王道展開に持っていったので、すっきり終わることができ、エンターテイメント性が高い作品として十分に楽しむことができました。最初はハーレム展開かもと身構えていましたが、杞憂に終わってよかったです。またタモツの性格にも好感が持てました。

トーリーは単純で、最初と最後の話数を除いて、毎回の話が、主人公のタモツが色んなオタク趣味や怪しいアルバイトにのめり込んでいくことで、敵のたくらみがばれて、電気マヨネーズがそれを阻止する、という展開になっています。「オタク」と一言で言っても、一般的なオタク像としてよく出てくるような、アニオタや鉄オタだけではなく、色んな分野のオタクが各話のテーマになるので、オタク文化の多様性を垣間見ることができ、まさにオタク文化の入門編や「オタクあるある」としても楽しめました。

作画に関しては、できるだけ手間を省こうとしているように見えつつも、作画崩壊などはなく、アクションシーンなどでは視覚的にも楽しい仕掛けがたくさんありました。キャラデザも好みだったので、個人的には高評価です。中でも、OPに出てくるアイドル3人組の赤色の髪の子がマヨだと気づいたときは、「マヨめっちゃかわいい!」と叫んでしまいました。

今でこそオタク文化の中心という印象ですが、元々は戦後の闇市が発展した電気街であり、さらにさかのぼれば江戸っ子や神田明神で有名な神田といった昔からの下町も近くにあり、そういった秋葉原の歴史的な事情はマヨの回想シーンにも出てきます。

OPも完成度が高かったと思っています。時代劇的で勧善懲悪の痛快な雰囲気、古いものを残しつつも流行の最先端を行く秋葉原、外人受けするような日本っぽさ、観光地として色んな人が行きかう様子など、実際の秋葉原のカオスさが、サウンドや歌詞、PV映像から感じられました。

ALIBA'S TRIPを観ると、無性に秋葉原に行きたくなります。明日オフの日だから、秋葉原にでも行こうかな・・・。

 

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